【パチンコ業界団体の通告により“脱法状態”のYouTuber&ライターイベントが一網打尽の危機に】より要所抜粋。
ホール団体から出された通達が波紋を呼ぶ
9月中旬、中部地方のホール団体から加盟ホールに向けて「ユーチューバー、パチンコライター等の広告宣伝について」という文書が出されました。
「ユーチューバーやパチンコライターがホールの特定日や特定台をユーチューブやツイッターなどで紹介しているけど、そういった行為にホール側が関与しているとしたら、著しく射幸心をそそる行為であり風営法に抵触するよ」というものです。
脱法的イベントに行政が大激怒
それでも煽れば簡単に客が集まる、でも煽らなければ見向きもされないというホールはあらゆる対策を講じます。
新装開店や芸能人来店などをアピールしたチラシを撒いたり、その流れでライターイベントなんていうものも大盛況に。とにかく何かをやらないとホールって不安なんだなと思ったりしました。
しかしそんな苦肉の策が行政の癇に障ったのか、翌年の2012年7月には「隠語を用いて巧妙に規制から逃れようとするなど表現方法の悪質化」が横行しているとして、「ぱちんこ営業における広告、宣伝等に係る風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反の取締り等の徹底について」という文章が発出されます。
それでもなおホールと広告宣伝で食べている広告代理店は抜け道を探し続けています。
ステマ、晒し屋が横行してカオスな様相を呈する
もちろん抜け道のなかには黒に近いグレーなものもあり、問題になるたびに潰されたり、時には行政処分が下されたりと、この10年はいたちごっこの様相。
「ステマ」と某ホールの店長が呼ぶような晒し屋のツイッターとか、個人が勝手に動画を撮影したという形で代理店がセッティングした女性ユーチューバーが案件としてホールを紹介するなんていうのが流行っています。
イベント屋にイベントを依頼しても集客には繋がらない!?
筆者が仲良くさせていただいているホールの店長も、イベント屋からの売り込みがすごいとぼやいていましたが、それで試しにやってみたらさっぱり集客につながらないと(ボッタのイメージつくから来店キャンセルされた話)
それならイベント屋に払う分だけ玉を出した方がいいんじゃないとも思いますけど、多少釘を開けたり設定を使っても伝わりにくいんですよね。
脱法的なイベントはこれからもなくならない……
今後も抜け道探しに全精力をつぎ込むホールやイベント屋さんは後を尽きないと思いますが、我々ファンとしてはそういった方々には退場してもらうべく、本当の意味での優良店かどうかを見極めていきたいものです。
そういえばホール団体の文章には「ホールを訪れた客に同様の行為」、つまり動画の撮影をさせるのも違反行為になると書かれています。
でっちあげユーチューバーを作っているイベント屋さんの熱心な営業活動は、趣味として動画を撮影したいファンの楽しみを奪うことになったんだなということで、なんだかなぁと思いますよ。
普段からパチンコ界隈のTwitter見てるとこういう記事が優しく見える不思議。
コメント