西陣の唐突な廃業はコチラ
西陣と高尾倒産の「決定的な違い」
高尾、マルホン工業と何が違うのか
昨年5月、パチンコメーカーの高尾の倒産(※民事再生、その後に上場メーカーが親会社になって事業を継続)を本稿で取り上げました。また2015年のマルホン工業の民事再生と奥村遊機の自己破産など、遊技人口の減少や市場規模の縮小で遊技機メーカーも厳しい時代に追い込まれています。
ただこの3社はいわば中堅メーカーであり、それまでの販売台数などを考えれば、失礼ながらそういう事態になってもおかしくはないなというのが業界関係者の感想でしょう。それでも、いくらここしばらくはヒット機種がなかったといっても、西陣というブランドは業界内では前述の3社とは比べ物にならないほど大きなものでした。
かつては群馬県の桐生に本社を構えていた関東の3メーカー、西陣と平和とSANKYOはパチンコ業界においては3大メーカーとして知られた存在です。しかし平和とSANKYOが上場を果たして一般的にも大手企業として成長していくなか、西陣だけはちょっと時代に取り残されたのかなという感は否めませんでした。
とはいえ名の知れた老舗メーカーだけに、積み重ねた知的財産を豊富に有しており、他社からの特許料だけで食べていける……なんていう都市伝説が業界内でささやかれるほど。まさか西陣が倒産するなんてあり得ないだろうと考えられていただけに、廃業というニュースには筆者だけでなく業界全体が驚かされました。
中略
ここ数年は大手メーカーでさえリストラを発表するような状況だけに、取引先に迷惑をかけてまで事業を継続するより、きれいな形で終われるような廃業も現実的な選択肢の一つになっているということなのかもしれません。
それでも『西陣』は残る!?
なお、ここまで西陣はメーカーであると述べてきましたが、実のところは違ったりします。西陣という会社は、パチンコメーカーでもあるソフィアという会社の販売部門として設立された存在で、ソフィアに関しては今後も事業を継続していきます。これまで業界的には「ソフィアの遊技機=西陣の遊技機」という認識でありましたが、もしかしたら別の販売ルートでソフィアの遊技機が販売されるかもしれません。
こればかりは推移を見守るしかありませんが、仮にそうなったとしたら、これからもどこかに西陣の雰囲気を感じ続けることができる……かもしれません。「花満開」は初代登場以降、長らくシリーズ機として定期的に新機種がリリースされていましたが、現時点での最新作には「THE FINAL」という言葉が添えられています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/40d8b39aad17ecfbb80516c930f9bac2a02d048d?page=2
どこか別の販社と手を組んだとしても、肝心の開発力を今の時代に合わせないと…。中段スイカでペナルティとか駄目なのよ。
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